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| お出かけマガジンの読者ならチズルとススムの特別編集『初めての方でも大丈夫! オートキャンプ特集』をすでにお読みのはず。それでも、まだキャンプ経験がない人のために、キャンプ&キャンピングカー雑誌『ガルヴィ』の元編集長にキャンプのすすめを聞きました。 |
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チズルとススムの『オートキャンプ特集』を読んでも今ひとつ勇気が出なかったり、難しそうと思ってしまう読者の方がいるかもしれない。そこで、実業之日本社が発行しているキャンプ&キャンピングカー雑誌『ガルヴィ』の編集長を4年間にわたり務めていた篠遠泉さんにキャンプのすすめを伺った。
Q キャンプを始めるきっかけとはなんですか?
オートキャンプを始めると“お出かけ”の幅がぐっと広がる 雑誌『ガルヴィ』では「キャンプで会いましょう」という読者イベントを行っています。
私が編集長のときも毎月1回、編集部がキャンプ場に出かけて読者と交流しました。そのときに多くのキャンパーに出会い、生の声をたくさん聞きました。
キャンプを始めるきっかけは、新しい友人ができたときが圧倒的でした。
たとえば、子供が幼稚園に入って新しい友達ができる。小学校に入学して新しい友達ができるなどです。
「親しくなったのだからバーベキューをしましょう」から「子供のためにも大自然で遊ばせたい。それならキャンプに行きましょう」と発展します。新しい交流がキャンプのきっかけになるのです。
4月は新しい出会いの時期。ひと家族で行くのが不安だった人も、友人家族と一緒ならなんとかなります。今年こそキャンプを始めましょう。
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お子さんが中学になると学校が忙しくなってファミリーキャンプを辞めてしまう人もいました。しかし、一度魅力にはまった方は、夫婦ふたりだけのキャンプを再開したりしています。
Q どんな準備が必要でしょうか?
初心者のうちはオートキャンプ場のトレーラーハウスやコテージを利用すれば特別な装備は必要ない
キャンプ通たちは火力を考慮してホワイトガソリンを用いるバーナーを使ったりランタンを用いています。
しかし、最初は簡単なもので十分です。たとえば、バーベキューがやりたければ、バーベキュー台と炭を用意する必要がありますが、コンロはご家庭でお鍋などをするときに使用しているもので十分です。ランタンだってLED電球の普及で電池式でも光量のあるものが出ています。
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でも、最初は何も買う必要はないと思います。
キャンプ場によってはテントやシュラフなど、すべての用具がレンタルできるところもありますし、寝泊まりする設備の整ったキャンプ場のコテージやトレーラーハウスなどを利用するのも手です。バーベキュー台だって炭だって、ほとんどの場合はキャンプ場に揃っています。極端な話、手ぶらでだってキャンプはできるのです。
つまり、家庭の延長と考えればいいんです。
手ぶらは心もとないと思えば、家庭で使っているコンロを持参すればいい。旅行に行くときに持っていく洗面道具や着替えを持っていく。外で遊ぶときに使う防虫剤を持っていく。それだけでかまいません。
必要なものがあったとしてもキャンプ場で売っていたり、キャンプ場から10㎞も走ればコンビニがありますから、なんとかなるでしょう。
難しく考えるより、行ってみることが肝心なんです。
最初はすべて借り物でキャンプを体験する。そして、続きそうならば用具を少しずつ買えばいいだけの話です。
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Q キャンプ場選びのヒントはありますか?
きっちりと区画整理された高規格のオートキャンプ場も初心者に向いている
最初はオートキャンプ場を選んでください。
キャンプ場とオートキャンプ場の違いは、『オートキャンプ特集』に詳細に書かれています。
簡単にいえばキャンプ場は登山家たちのベース基地のような要素もありますが、オートキャンプ場はクルマで来るアウトドアが大好きな人のための施設です。そのために、充実した施設を誇っています。
高規格のオートキャンプ場では、1グループが使う敷地内に水道、流し台、電源などの設備が整っている場合もありますから、「飯ごうでご飯を焚く」なんて難しく考えないで、家庭から炊飯ジャーを持っていってしまえばいいのです。
さらに、共同施設として水洗トイレ、シャワーや温泉まで揃っているところもあります。キャンプに行くというよりもクルマのまわりで眠るけど、温泉を楽しむために行くという気持ちでもいいですね。
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高規格キャンプ場が増えた背景には、「お母さんにキャンプを好きになってもらえなければリピーターは期待できない」というキャンプ場の事情もあります。
お母さんたちは不潔なトイレやシャワー、お風呂のないところは敬遠しがちです。そのために、大自然の中でも想像以上に設備は清潔で整っているのです。
Q キャンプ場の決め手を教えてください
最初のときは24時間管理人さんがいる、ほどよく空いたキャンプ場を選ぼう
インターネットで予約するより電話予約をしてください。
そのときに以下に留意しましょう。
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まずはキャンプが初めてであるのを伝えること。
そして、管理棟の近くのサイト(それぞれが使用する区分けの敷地)を確保しましょう。
管理人さんはいわばキャンプの先生。
テントやタープの張り方がわからないときも、管理棟が近ければ助けを求められます。
また、お子さんにとっては慣れないうちは夜間にトイレに行くのも怖い。管理棟にはトイレがありますから、近ければそれだけ安心です。
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次に混雑状況を聞きましょう。
ゴールデンウイークやお盆などは満サイトになります。そうなれば、管理人さんも大忙し。アドバイスどころではありません。
しかし、全50サイトのキャンプ場で5~10サイトの予約なら管理人さんの目が十分に届きます。
アドバイスをもらうチャンスだし、即席のキャンプ教室が開催されるかもしれません。
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ただし、他にお客様が誰もいないという状況も考えもの。夜に1組だけでは寂し過ぎます。犬の遠吠えも不気味に感じたりして…。
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加えて管理体制にも注意してください。深夜に出入り口が閉鎖されるところはやはり安心ですし、外灯が点くかどうかも初めての際のチェックポイント。真っ暗な空間は夜空を眺めるには最適ですが、初心者には不安なものです。
また、管理人さんが24時間駐在するのかも大事な点です。公共のキャンプ場だと夜間は管理人さんがいなくなるケースがあります。
キャンプに慣れていれば問題ありませんが、初心者にとっては管理人さんが24時間駐在するところのほうが安心です。
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Q キャンプ成功の秘訣とはなんですか?
自然に中での遊びは生きた勉強。子供の成長が絵にかくようにわかるのも魅力だ
5年弱のキャンプ雑誌の編集長時代に、述べ3000組を超えるキャンパーにお会いしました。
キャンプが好きになり、エンジョイしているご家族の特徴ははっきりしています。
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「働き者のご主人がいること」です。
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キャンプ場では奥さまの代わりに食事を作る。奥さんには自然の中で日常を離れてのんびりしてもらう――この意識がはっきりしているご家族はキャンプが成功します。
また、害虫対策などもご主人が気を使ってあげる。
奥さまも自然を十分に楽しみ、ご主人のやさしさを再認識して、「また来よう!」となるわけです。
反対にキャンプ場でも奥さまに調理をさせ、本人は子供と一緒に「遊びの天才」なんていって遊びまわっているご主人の家族はダメですね。奥さまにしてみれば、何がおもしろいかわからない。
そういうご家族はキャンプ場イベントでお会いしても、再会することはありませんでした(笑)。
Q おしまいのひとことを
「ぐーたら父さん」ではキャンプ成功はありえない。お父さんが率先して働くのが成功の秘訣
キャンプは異次元空間で過ごすわけですから、問答無用に楽しいものです。
でも、装備などを考えると経済的にも精神的にも負担が多く、二の足を踏んでしまいがちです。
しかし、考え方を変えれば、誰でもすぐに行えるレジャーなのです。温泉旅館に家族で泊まるより経済的にも楽です。
この記事を読んでキャンプに興味をもったら、チズルとススムの『オートキャンプ大百科』にも目を通し、気軽にキャンプに挑戦しましょう。
そして、お父さんは率先して働いてくださいね!
おわりに
「さあ、キャンプに行くぞ」と気張らないで、用具などもレンタルできるのだから気軽に初めてみよう」が篠遠さんのお話。
幼稚園や小学校の入学式で知り合った新しい友達を誘い、ぜひキャンプに出かけてみよう。自然の楽しさを知れば、お出かけがもっと楽しくなるだろう。 |

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< PROFILE >
浜口昭宏
雑誌やWEB編集を始めたばかりの新米編集者。超がつくほどのアウトドア初心者のため、猛勉強中。アウトドアの中で大好きなシチュエーションは、ビールがおいしいBBQ。